グランデュオ奥沢

街並の向上に寄与するベーシックな佇まい

道路より一段上がった既存の擁壁を解体する事により、道路側敷地のレベルを道路と同じレベルとしています。
そして沿道緑化を施し、緑の多い閑静な住宅街「奥沢」のさらなる街並の向上に寄与しました。
また戸建て住宅の多い街並の中で、シンプルでベーシックな形態、かつ1層を地階とする事により、住宅街の落ち着いた佇まいを保つ計画としています。

ベーシックなファサード・分節されたボリューム

道路側のファサードは、沿道植化帯を設け敷地の印象を和らげた上で、タテ・ヨコのフレームを強調した共同住宅としては品良くベーシックなファサードにし、街並の向上に寄与する意匠としています。

第１種低層住宅地域と戸建住宅の多い街並のリズムを損なわない様に、ボリュームを分節して視認する様な構成にしました。
外装を2種類の仕上げ（チャコールグレーの左官仕上げとコンクリート打ち放し）で構成し、ボリュームを分節すると共にデザインの単調化を避ける計画としています。

敷地の特性を生かした住戸の配置・オープンキッチンを生かしたLDK

東道路側には、１階は専用庭および沿道緑化の緑を楽しむ住戸、上階は東斜面の眺望を望む住戸と３列４層の住戸を配置。
敷地西側奥は、南採光２列の住戸の配置を基本とした構成とし、奥側のメゾネット住戸は現況の道路より１段上がった地盤面のままとして南北にドライエリアを設け、落ち着き且つ閉塞感の無い地階住戸を計画しています。

各住戸60㎡程度の広めの住戸にてプランを構成。西側奥地階の住戸は地階と１階のメゾネット住戸としています。
各住戸オープンキッチンをもつ広がりのあるLDK(15〜20帖）をコンセプトとして住戸のプランニングを構成展開しています。