GREENING
小さな緑を集めて100坪の森を創る
私たちは、一棟ごとの小さな緑が、
やがて街全体の風景を変えていくと考えています。
一つの建物に植えられた緑が、次の一棟へ、またその先へと広がり、
その積み重ねが、都市に100坪の森を創り出す。
ささやかな緑がつながり、
やがて大きな潤いとなる未来を私たちは描いています。
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」において、当社が手がけた下記10作品がグッドデザイン賞を受賞しました。
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。
グッドデザイン賞2026を受賞した物件は、
すべて「100坪の森プロジェクト」
の思想から生まれました。
一棟の緑を、街の風景へ。
建築を通して緑をつなぎ、
都市に新たな豊かさを育みます。
GREENING
私たちは、一棟ごとの小さな緑が、
やがて街全体の風景を変えていくと考えています。
一つの建物に植えられた緑が、次の一棟へ、またその先へと広がり、
その積み重ねが、都市に100坪の森を創り出す。
ささやかな緑がつながり、
やがて大きな潤いとなる未来を私たちは描いています。
01
本物件は細長い敷地ならではのプロポーションを生かした共同住宅です。「長さ」と「奥性」を建築のテーマとし、敷地形状を素直に反映した直線的なプランと、視覚的・動線的な連なりによって奥行きを感じさせるプランの2つの基準階によって構成されています。
02
本物件は桜新町の落ち着いた空間に建つ共同住宅です。南北に開いた空間から光や風が心地よく通り抜ける開放的な住空間となっています。太陽の光や風、雨などを間近で感じながら季節の移ろいを感じられるとともに、永く住むことで愛着が湧く素材感など、生活のリアリティを感じられる建築を目指しました。
審査委員の評価
全戸に南北の開口を確保することに計画の判断が集約されている。低層住宅地の限られた敷地で通風と採光を全住戸に配るのは容易ではないが、階段室型と長屋形式を掛け合わせるという住戸構成によりこれを解いている。形態から入るのではなく、動線と住戸配列の組み立てから開放性を導いている点に実直な検討の跡が見える。 外部空間の扱いも一様ではなく、土間とリビングが地続きになる前庭型のガレージと、南北へ抜ける貫通バルコニー型を用意し、住まい方の幅を持たせている。ガレージ付き賃貸の供給が乏しい地域に、それをリビングとつなげ開放的に計画することで事業性を高めつつ、居住者の個性が見える状況を作り出していることもデザインとして秀逸である。 こうした半屋外を生活の場として使わせるには、視線の処理が要となる。プライバシーへの配慮を間取りと一体で整理したという記述は控えめだが、賃貸において最も配慮すべき部分であり、3階に植栽帯を設けて周辺の低層な佇まいへ歩調を合わせた判断も併せて、街との折り合いをつける丁寧な計画である。
03
本物件は世田谷代田駅から徒歩約6分、羽根木公園の東側に隣接し、環状七号線からは約200m離れた閑静な住宅街に建つ集合住宅です。4棟の戸建てと3棟の集合住宅、計7棟からなる全長約90mの街並みが特徴のプロジェクトです。
審査委員の評価
一事業者が行う面的な開発は、ともすると画一的なデザインによって均質な街並みと、相互に無関係な暮らしを齎すことになりがちだが、この計画はその点で画期的な挑戦をしている。戸建てや集合住宅を敷地条件に応じて柔軟に混在させ、また同じ素材や形式を踏襲しながらも、一つひとつに個性のある住戸群が作り出されている。さらに住戸相互は、気配が感じられるような丁寧な開口部のデザインによって、程よい距離感で関係付けられている。このような面的な開発であれば、長い年月にわたって地域の価値も高めてくれるだろう。
04
本物件は杉並区荻窪の穏やかで閑静な街並みに調和する集合住宅です。駅周辺には多彩なお店が並び、にぎやかでありながらも、少し歩けばどこか懐かしい雰囲気の住宅街が広がります。そんな荻窪の街並みに馴染むよう、複数の小さな箱を重ね合わせながら集合させた小さな丘のような建築を目指しました。
審査委員の評価
住宅街のスケールに馴染むよう、小さな箱状のボリュームを重ね合わせた丘状の集合住宅であり、箱をずらしながら積層することで、各階に大きなルーフテラスを生み出している。ルーフテラスを大胆に緑化することで、賃貸住宅でありながら、庭付き戸建て住宅のような豊かな住環境を実現するとともに、緑の丘という新たな風景を街にもたらしている点は高く評価できる。箱に設けられた開口部は階ごとに向きを変えることで、住戸同士の見合いを避けると共に、建築の表情に心地よいリズムを与えている。住戸に付随するルーフテラスの植栽が適切に維持管理され、緑の丘の風景が時間とともに豊かに育まれていくことを期待したい。
05
本建物は東急東横線祐天寺駅から徒歩約12分の立地に建つ共同住宅です。働き方改革が進む昨今、時間や場所にとらわれない多様な働き方と暮らし方が求められています。プライベートとパブリックがシームレス化している現代において、住まいに求められる機能も多
様化しています。そうした時代の変化に応え、単に住むだけではなく、新しいライフスタイルを提示できるような建築を目指しました。
審査委員の評価
土地の歴史や街の環境を丁寧に読み解き、計画へと反映させる建築家の姿勢に強く共感する。接道部に対して平面形状を雁行させ、断面的にもセットバックすることで、住宅地のスケールに馴染むよう計画している点も高く評価できる。 多様な住戸プランは、住宅を単なる居住のための空間と捉えず、これからの時代の新しい暮らし方を前提とした提案となっており、特に、広いインナーテラスを持つ住戸や独立性の高い個室を持つ住戸は、従来の賃貸住宅では実現し得なかった暮らしを可能にするものである。 この集合住宅で生まれる新たな暮らしの実践が、次なる集合住宅の可能性を切り拓く契機となることを期待したい。
06
本物件は小田急線経堂駅から徒歩約7分の立地に建つ共同住宅です。西側には山下公園、南側には墓地が広がる開放的な土地であることから、眺望や自然光に恵まれ、木々を揺らす心地よい風が通り抜けます。
周辺環境との調和を図るとともに、プライバシー性にも配慮した設計となっています。
審査委員の評価
内と外の中間領域が魅力的な集合住宅である。集合住宅は、バルコニーが外部との唯一の接点である場合が多く、プライバシーと開放感は、なかなか両立しないことが多い。しかしこの集合住宅では、中間領域を専有部の窓先に立体的に取ることで、その両立を巧みに実現している。外観も、この中間領域の存在によって奥行きが感じられ、一方で室内からは、窓を開け放しても、外部からの視線が気になることもなさそうである。さらに視界が上下方向にも広がることで、分断されがちな上下階の関係も穏やかに築かれそうである。集合住宅における新たな魅力を作り出す建築的な仕掛けとして、この中間領域を高く評価したい。
07
本物件は中野と高円寺の中間地点に位置し、閑静な住宅街に建つ共同住宅です。扇形の敷地形状を生かし、奥へ進むにつれて空間に広がりを感じられる構成とするとともに、建物中央に中庭を設けました。
曲線を描く階段や植栽とベンチが配置された中庭は、入居者同士のコミュニティーを醸成する共有スペースにもなります。
08
本物件は京王線千歳烏山駅から徒歩約9分の立地に建つ共同住宅です。時間や場所にとらわれない働き方や暮らし方が求められる現代では、プライベートとパブリックがシームレス化しています。こうした時代の変化を踏まえ、住まいに求められる機能を多様化することで、新しいライフスタイルを提案する建築を目指しました。
09
本物件は東急線二子玉川駅から徒歩約5分、二子玉川の住宅街と駅の境界点に位置し、都市と自然が交わる空間に建つ店舗兼事務所です。駅への往来が多い通りに向かって建物の入り口を構え、上階は見晴らしが良い北側に開くことで、豊かな空の景色を取り込み、一日中安定した光環境に恵まれる計画としました。
10
本物件は下北沢駅に近接する立地に建つテナントビルです。バルコニーに廻らした植栽が屋上まで積層し、大木を思わせる、新たなランドマークとなる建築としました。街の賑わいの中で人々が交差する起点のような、公共性を持つデザインとなっています。
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