ST
不動産ST
不動産STの
事業化に向けた取り組み
不動産投資にはいくつかの選択肢があります。
これまでの不動産投資の代表的な投資手法として、現物不動産への投資やJ-REIT等の不動産金融商品が挙げられます。
現物不動産投資は、まとまった資金の準備や、また不動産の運用管理を自分自身で行う必要があり、投資手法としては個人投資家にとって比較的敷居が高いものでした。また、リートなどの不動産金融商品は専門家が運用管理する多数不動産への投資を小口化したものであり、個人投資家にも比較的取り組みやすい投資手法ですが、取引所に上場されている場合、金融市場の影響を受けやすく、個別不動産の運用成果が必ずしも投資の成果に直結するとは限らない側面もありました。そこで新たな投資商品として注目を集めているのが不動産STです。
不動産STの「ST」とは「セキュリティトークン」の略で、ブロックチェーン技術を使いデジタル化した有価証券のことです。従来の有価証券と区別して「デジタル証券」とも呼ばれています。不動産STはデジタル帳簿での管理になるため、権利移転手続きを効率化できるというメリットがあります。また、金融商品取引法という法律の規制の下で適切に設計されている法的な安定性を持った金融商品であり、今後市場の拡大が見込まれます。
不動産STは、セキュリティトークンと不動産投資を組み合わせることで、これまでの不動産投資にはなかった、新しい形での不動産投資が可能となります。
当社はブロックチェーン技術を持つHash DasH Holdings株式会社(以下HD社という)をパートナーに、不動産STの商品化に向けた展開を進めています。
当社が東京 城南3区エリア(世田谷区・目黒区・渋谷区)を中心に開発する優良な投資用不動産「GranDuo」シリーズを、HD社が保有するブロックチェーン技術や金融市場における知見を活かして組成する不動産STに提供することで、当社開発物件の安定的な提供先を確保するとともに、従来の不動産投資家とは異なる顧客層の裾野の拡大を目指します。
そして、投資家の皆様にとって安全で価値のある不動産証券のデジタル化を推進し、不動産証券化市場の普及と市場拡大を目指します。
想定するビジネススキーム